2013/08/11

比叡山延暦寺 <世界遺産 国宝> 2度目

2013年8月11日 2度目の参拝をしました。

真夏のさなか、避暑も兼ねて比叡山の延暦寺に向かいました。
京橋駅で京阪の 比叡山1dayチケット(2000円)を購入し、途中全く交通費を使わずとってもお安く回れました。
叡山電車 八瀬比叡山口駅 で降り、山頂まではケーブルとロープウェイを乗り継ぎます。

叡山ケーブル

レトロな運転席

叡山ロープウェイ

ロープウェイを降り、シャトルバスで延暦寺バスセンターまで行きます。

延暦寺は、比叡山全域を境内とする寺院で、延暦寺の名より比叡山、また叡山(えいざん)と呼ばれることが多いようです。平安京(京都)の北にあったので北嶺(ほくれい)とも呼ばれていました。平安時代初期の僧侶最澄(767年 - 822年)により開かれた日本天台宗の本山寺院です。
境内は、比叡山の山上から東麓にかけて点在する東塔(とうどう)、西塔(さいとう)、横川(よかわ)など、三塔十六谷の堂塔の総称です。延暦7年(788年)に最澄が一乗止観院という草庵を建てたのが始まりで、開創時の年号をとって延暦寺という寺号が許されました。
延暦寺は数々の名僧を輩出しており、日本天台宗の基礎を築いた円仁、円珍、融通念仏宗の開祖良忍、浄土宗の開祖法然、浄土真宗の開祖親鸞、臨済宗の開祖栄西、曹洞宗の開祖道元、日蓮宗の開祖日蓮などがその代表です。

延暦寺 山内図

比叡山バスセンターは東塔になります。東塔は延暦寺発祥の地であり、本堂にあたる根本中堂を中心とする区域です。
伝教大師最澄が延暦寺を開いた場所であり、総本堂根本中堂をはじめ各宗各派の宗祖を祀っている大講堂、先祖回向のお堂である阿弥陀堂など重要な堂宇が集まっています。

東塔 境内図

境内に入ると静寂な空気に

まず大講堂(重文)に参拝します。山麓坂本の讃仏堂を移築したもので、本尊は大日如来、その左右には比叡山で修行した各宗派の宗祖の木像が祭られています。また、外陣には釈迦を始めとして仏教・天台宗ゆかりの高僧の肖像画がかかっています。

大講堂

大講堂の右にある鐘楼で鐘をつかせていただき(50円)煩悩をはらい落としてから、いよいよ根本中堂(国宝)に向かいます。


根本中堂(国宝)は延暦寺の総本堂にあたります。現在の姿は徳川家光の命で寛永19年(1642)に竣工したもので、入母屋造で幅37.6メートル、奥行23.9メートル、屋根高24.2メートルあります。中に入ると土間の内陣は外陣より床が3メートルも低い他には無い構造になっています。内部には3基の厨子が置かれおり、中央の厨子には最澄自作の伝承がある秘仏・薬師如来立像を安置しているそうです。本尊厨子の前には、最澄の時代の千二百年前から灯り続けている「不滅の法灯」が安置されています。

根本中堂と回廊

根本中堂入り口

入ったのは2度目ですが、前回同様独特の雰囲気があります。

根本中堂 正面の階段から

根本中堂前の急な階段を登ると文殊楼があります。延暦寺の山門にあたるそうです。

文殊楼

お腹がすいてきたので、西塔へ向かう前に昼食を取ることにしました。一隅会館地下にある鶴喜そばに入りました。鶴喜そばは本店が坂本にある、創業280年の老舗です。


ざるそば(630円)を食べましたが、そばに甘みがありとても美味しかったです。

ざるそば

昼食後、西塔に向かって出発ですが、東塔内の戒壇院(重文)に立ち寄りました。桁行三間、梁間三間、一重裳階付き、宝形造、栩葺(とちぶき)、正面は軒唐破風。延宝6年(1678年)に再建されたものです。

戒壇院

阿弥陀堂等は前回参拝したので、今回はパスしました。
戒壇院から山道の方へ入って西塔へ向かいます。

西塔は本堂にあたる釈迦堂を中心とする区域です。東塔から北へ1キロメートルほどのところにあり、第2世天台座主寂光大師円澄によって開かれました。本堂は釈迦堂(転法輪堂)です。他に修行のお堂であるにない堂や伝教大師最澄上人の御廟所である浄土院などがあります。


15分ほど歩いて浄土院が見えてきました。浄土院は伝教大師の御廟があり、弘仁13年(822年)6月4日、56歳で入寂された大師の遺骸を、慈覚大師が仁寿4年(854年)7月ここに移して安置した場所です。

浄土院

浄土院 前庭

浄土院横にあった手水所
しっとりした感じ

浄土院から10分ほどで箕淵弁財天社があります。余りにも緑が美しくて撮影してしまいましたが、緑の絨毯を踏むのが申し訳なくて参拝できませんでした。合掌!

箕淵弁財天社

そしてすぐににない堂に到着です。同じ形をしたお堂が廊下によって繋がっています。正面向かって左が常行堂(重文)、右が法華堂(重文)です。

にない堂

常行堂(重文)は、四種三昧のうち常行三昧を修す阿弥陀如来を本尊としています。

常行堂

法華堂(重文)は、法華三昧を修す普賢菩薩を本尊としています。

法華堂

訪れたときは修行が行われていたようで、時折お経が聞こえていました。神妙な気持ちになります。

常行堂前は苔が美しい

にない堂の渡り廊下の下をくぐって階段を下りていくと釈迦堂(転法輪堂:重文)があります。釈迦堂は西塔の本堂にあたり、延暦寺に現存する建築中最古のもので、もとは三井寺(園城寺)の金堂でしたが、秀吉が文禄四年(1596年)に西塔に移築したものです。
非常に大きなお堂で、ゆっくり参拝させていただき、涼ませてもいただきました。

釈迦堂

釈迦堂前は広い広場。
正面の階段を下りてきた

釈迦堂の参拝後、横川(よかわ)に向かいます。かなりの距離があるのでシャトルバスを利用しました。
横川は本堂にあたる横川中堂を中心とする区域です。第3世天台座主慈覚大師円仁によって開かれました。本堂は、遣唐使船をモデルとした舞台造りの横川中堂です。他に往生要集著者の源信僧都が隠居していた恵心堂やおみくじ・魔除けの角大師で有名な元三慈恵大師良源を祀っている四季講堂(元三大師堂)などがあります。


バス停(駐車場)から緑に覆われた下り坂を下りていきます。


しばらく歩くと横川中堂が見えてきます。舞台造りで全体的に見て船が浮かんでいる姿に見えるのが特徴です。お堂の中央部が2メートル程下がっていて、そこに本尊として慈覚大師作と伝えられる聖観音菩薩が祀られています。現在の建物は昭和46年に再興されたものです。
これも非常に大きなお堂ですが、鉄筋コンクリート造で建物としては余り魅力はありません。

横川中堂

横川中堂を参拝後、緑の気持ちいい山道を歩いて


恵心堂に到着。恵心僧都源信の旧跡であり、阿弥陀如来を祀り、念仏三昧の道場です。源信はこの恵心堂において『往生要集』や『二十五三昧式』などを著わし、後の浄土宗や浄土真宗などの源となる日本浄土教の基礎を築いたそうです。深緑の中に小さなお堂が建っていて、いい感じです。

恵心堂

途中、鐘をつかせていただき、元三大師堂に到着。
慈恵大師(良源)(元三大師)の住居跡と伝えられ、康保4年(967年)、村上天皇の勅命によって四季に法華経が論議されたことから四季講堂とも呼ばれています。


現代のおみくじの形は、元三慈恵大師良源が考え出したと言われており、この元三大師堂はおみくじ発祥の地となります。

元三大師堂

ここでは、角大師(つのだいし)のお姿を授与していて、魔除けの護符になっています。

角大師

元三大師堂正面に緑と朱色が美しい祠があったので撮影しました。

箸塚弁財天

帰りは横川から比叡山山頂までシャトルバスに乗り、往路と同じ道のりで帰りました。

比叡山頂駅から京都の眺め


避暑とはならず、とても暑い比叡山延暦寺参拝になりましたが、ハイキングにはちょうどいい行程で、程よく疲れました。



17820 steps

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