三寺目の西明寺です。こちらは二つの国宝建造物があるので楽しみです。
境内図
惣門を入り、今までの2寺に比べると比較的短い参道を登って二天門(重文)に着きました。
二天門
桁行(間口)3間、梁間(奥行)2間、入母屋造、杮(こけら)葺きの八脚門です。部材の一つである巻斗に応永14年(1407年)の墨書があり、同年の建立とみられます。
二天門を入ると、正面に本堂(国宝)が建ちます。
本堂
入母屋造、檜皮葺き。鎌倉時代前期の和様建築です。内陣中央の厨子には本尊薬師如来立像(重要文化財、秘仏)を安置し、左右に日光・月光(がっこう)菩薩像、十二神将像、二天王像(重要文化財)などが安置されています。現状は桁行(間口)梁間(奥行)ともに7間とする「七間堂」ですが、建立当初は桁行、梁間ともに5間の「五間堂」であり、南北朝時代に規模を拡張したとみられます。組物間の蟇股(かえるまた)には建立当初のものと南北朝時代の拡張期のものとがあり、後者の方がデザインが複雑になってます。建立当初の柱はその多くが位置を移動して再用されています。組物は出三斗(でみつと)。正面には3間の向拝を付し、内部は奥行7間のうち手前の3間分を外陣、その奥の2間分を内陣、もっとも奥の2間分を後陣および脇室としています。正面は7間の柱間すべてを蔀戸(しとみど)とし、頭貫(かしらぬき)以外の貫を用いず、軸部は内法長押(うちのりなげし)と切目長押で固めるなど、典型的な和様建築の手法がとられています。
三重塔
三重塔(国宝)は檜皮葺きの和様で、様式的に鎌倉時代後期の建築です。総高は20.1メートル。逓減率が小さいことと、二重目・三重目の塔身の立ちが低いことが本塔の特色です。相輪は日本の他の木造塔では銅製とすることが多いですが、本塔のそれは鉄製です。初層内部には大日如来像を安置し、心柱は初層天井裏から立ちます。初層内部は須弥壇と床面を除く全面に極彩色の絵画が描かれています。絵画の主題は、内部の4本の柱(四天柱)には両界曼荼羅のうち金剛界曼荼羅成身会(じょうじんね)の三十二菩薩(四波羅蜜菩薩、十六大菩薩、八供養菩薩、四摂菩薩)を表し、四方の扉脇の壁面には計8面に法華経曼荼羅図(法華経二十八品(章)の説話の絵画)を表しています。このほか、扉には八方天、須弥壇周りの長押には宝相華、牡丹、鳳凰などが描かれています。このうち柱4本と壁8枚は国宝建造物の一部であるとともに、「絵画」としても別途重要文化財に指定されています。
下山後、安土城を登城し、日帰り温泉に入って帰りました。

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